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歯の移植
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before
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after
右上の5番目の歯(第二小臼歯)に違和感があり、精密検査を行ったところ、歯が破折(ヒビや割れ)していることが判明しました。
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右上の5番目の歯(第二小臼歯)に違和感があり、精密検査を行ったところ、歯が破折(ヒビや割れ)していることが判明しました。
破折により保存不可能となったため、やむを得ず抜歯を行いました。 -
しかし、そのまま歯を失うのではなく、患者様ご自身の右上8番(親知らず)を移植する「自家歯牙移植」という方法を選択しました。
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自家歯牙移植とは、ご本人の不要になった歯(多くは親知らず)を、別の歯を失った部分に移し替える治療法です。
今回は、8番の親知らずの形や根の状態が良好だったため、右上5番の位置に適合させて移植しました。 -
右上5番の位置に移植した親知らず(右上8番)は、安定した後に根管治療(歯の根の治療)を行いました。
歯を移植した直後は、まず骨との結合を待つ期間が必要です。その後、歯がしっかりと固定された段階で、感染を防ぐために歯の内部(根管)の清掃と消毒を行う治療に進みます -
根管治療が完了した歯に対して、まず土台(コア)を築き、その上に被せ物を装着する準備を行いました。
噛み合わせや見た目、清掃のしやすさを考慮しながら、歯の形を丁寧に整えたうえで、被せ物の型取りを実施。
出来上がった最終的な被せ物(クラウン)は、見た目も自然で、周囲の歯との調和も良好です。
しっかりと接着し、咬む力を安定して支えるように仕上げています。
担当医 | 米今一晃 |
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主訴 | 右上詰め物とれた |
診断名/主な症状 | 右上第二小臼歯歯根破折 |
治療内容 | 歯の移植 |
抜歯部位 | 右上5 |
治療期間 | 約4か月 ※状態により回数は増減します。 |
通院回数 | 約10回 ※状態により回数は増減します。 |
費用 | 約40万円 ※歯の種類・状態により変化します |
リスク・副作用
感染、移植歯の失敗(生着しない、歯根吸収)、治療の難易度が高いこと、高齢になると成功率が下がる